星新一の小説に「肩の上の秘書」というものがある。
詳しくは下記記事をご覧いただきたい。
AIの発達と『肩の上の秘書』 | ブログ | 一般社団法人資源循環ネットワーク
”ショートショートの神様”星新一は数多くの作品を残していますが、
その中に『肩の上の秘書』という一遍があります。肩の上にインコをのせたセールスマン。
セールスマンが肩のインコに「買え」と呟くと、
インコは実に流暢なセールストークを繰り出します。一方、セールスを受ける女性の肩の上にもインコが乗っており、
セールストークを要約して、女性の耳に「買え」と囁きます。女性が「イヤ」とインコに答えると、インコは丁寧なお断りの挨拶を返し、
それを受けたセールスマンのインコは「帰れ」と自分の主人に端的な回答を伝えます。本音を建前で修飾し、建前を本音に要約する。
そんなインコ型翻訳ロボットを誰もが持つ世界を、星新一は描きました。
この世界はChatGPTによって、半分実現されている。
私は基本的にメールかLINEでしか人と連絡を取らないのだが、最近はAIに文章を書いてもらっている。
相手が家族か親しい友人でもない限りは、AIに書いてもらった方が楽だ。
最近は興味のない相手に自分で文章を書くのが苦痛だ。
適当に書いて、それをAIにまとめてもらうか、とりあえずAIに書いてもらって、それを修正する形で送っている。
そんなことを半年くらい続けてきたせいか、最近では他人と会話するのさえ苦痛になってきた。
例えば役所に行ったときなど、用件をAIに代わりに話してもらいたい。
訳の分からん人間相手に、あれこれ自分で説明するのは大変だ。
もはや興味のない人間相手は全部AIで構わない。最近はそういうことを考えてる。