私の周りにはフリーランス(個人事業主)が多い。99%がガテン系だ。
しかし10〜20年くらい彼らを見てると、独立に向いてる人間とそうでない人間がいる。
結論から言えば、9割は向いてない。
「なぜ独立してしまったの?」という人がほとんどだ。
理由はわかっている。経済的なものだろう。
ガテン系なんてもんは、一定以上の収入を得ようと思うと、否応なしに独立することになる。
「フリーランス」なんて洒落た名前ではなく「一人親方」というやつだ。
しかし経済的な理由で独立するというのは、あまり良くない。
独立ってやつは、「独立しなきゃやってられない人間」がするべきだ。
判別方法がある。「もし会社員で月100万もらえるってなったら、その会社に入るか?」って聞けばいい。
独立に向いてない人間は100%「はい」と答える。
もちろんこの「会社」は激務ではない。週休二日制。9〜17時で帰れる会社だ。
独立に向いてる人間は、こんなもんに魅力を感じない。
彼らが欲しているのは自由だ。月給20万でも、自由であることに生きがいを見出すだろう。
もちろん私もこのタイプだ。私は20歳で独立したが、そのとき決まっていた仕事は月15万円分しかなかった。
今の世の中は、どんどん厳しくなってる。会社にいても給料が上がってくことは難しいだろう。
そうなると独立を検討するのが世の常だが、上記の問いかけに「Yes」と答える人間はやめた方がいい。
「Yes」と答える人間は、基本的に受け身だ。お金は会社がくれるものだと思っている。
そういう人間は、独立後も受け身だし、遅かれ早かれ行き詰まる。
自由を求める人間だけが、独立するべきだろう。