自己表現をしたい。40代を迎えるにあたってそう思った。
しかしダメだ。それをアプリで表現しようとしたのだが自分には難しい。
大問題なのが、自己表現をしたアプリは売れないということだ。
私という人間は、それに耐えられないらしい。
自分を多分に盛り込んだアプリというと、かなりくだらないゲームになる。
そういうものは売れない。開発期間はそれなりに長くなるものの、リターンが全然ないのだ。
ゆえに自己表現をアプリでするのは諦め、こうやって文章を書くことにした。
しかし読み返してみても、私という人間の文章はつまらない。
正確には「思ってるほど面白い人間ではない」ということだ。
文章には、その人の人間性が全部出る。これをごまかせる人を、私は知らない。
そういう気持ちで自分の文章を読むと、変に真面目すぎる。
しかし自分の中から出てくるものはこれなのだ。
自己表現の先にあったものは「自分は真面目らしい」という発見だった。